なぜお墓は石なのでしょうか?
[colwrap] [col2]日本人は、昔から自然界のあらゆるものに霊が宿ると信じてきました。中でも「石」には特別な霊力があると考えられ、大分にも古くからの石仏や石塔が数多く残されています。この「石」の力を信じてきた伝統により、お墓を石でつくっているのです。[/col2] [col2]
[/col2]
[/colwrap]
お墓にも地域の文化があるって知ってる?
かつてお墓というのは、ある意味、地域に受け継がれてきた生活文化でした。それぞれの地域に
それぞれのお墓参りの伝統がありました。
特に「墓地」は、今は公営墓地や業者が造成した霊園などが多いのですが、かつては、その地域で管理している「地域墓地」と言われるものがほとんどだったと思います。
そこには、その地域ならではのお墓の付き合い方があったとこでしょう。
農村では、田んぼのあぜ道を分け入った山中にお墓があって、そこではそこのお墓参りの作法が
あり、漁村ではその地域なりの作法がありました。
しかし「亡くなった方を偲び、家族でお参りして手をあわせる」というのは、共通です。
お彼岸やお盆になると、大分でもお墓参りの様子がニュースでも流れますが、小さな子供がお墓
参りをしているのをみると、本当にほっとします。
ただ、お墓が今の住まいから遠かったり、忙しくてお墓参りに行くのが難しかったり・・・と
いう方も、今は少なくありません。そして、お墓参りをする機会も減って、そのうち、お墓が面倒だからと、最近では「お墓を片付けてください」といって「お墓こわし」を耳にするようになりました。それが今の現実なので、とても淋しく思います。





